淫蕩の日々

占卜结果 どれだけ振り払って遠ざけても、気付けばいつもカナは傍にいる。健気な献身がどこまで本物なのか確かめるだけのつもりだった。

昏い衝動は日に日にカナを汚したい欲望へと変わる。そうしてその日、賽は投げられたのだ。
部屋の扉をしめるなりカナの体を抱きしめた。柔らかい肌を嬲る手の動きで、異変を感じたカナは抵抗するが、強引にその体を堪能する。「はっ……あっ……」乳房と尻を中心に、全身を愛撫していけば吐息が乱れだし、抵抗も弱まっていく。試しに口づけを落とせばあっさり受け入れられた。糸を引きながら唇を追う目線は、こちらを非難するどころかまんざらでもなさそうだ。「んっ……ふぅっ」再び乳房と尻を揉みしだくと、カナの呼吸は確かな熱を持って激しく乱れた。
解き放たれた欲望と衝動のままに、カナを犯そう。隆起する肉棒を前に、カナが息を呑むのがわかったが、止められる段階はとっくに過ぎていた。なにより、煽ったのはカナなのだ。

背面座位でカナを犯しながら、体の向きを変える。「あ、ぁっ、ぃゃああぁ」壁に立てかけた鏡に痴態を余すことなく映し出されたカナが悲鳴のような嬌声をあげた。肉棒を根元まで呑み込んで蠢く蜜壺からは愛液が溢れ、乳首は硬く尖りきり、顔は快楽に喘いで上気している。到底犯されているとは言えない姿だ。「ゃあっ……あぁっ、や」その証拠に声でこそ抵抗しているが、中は肉棒を一段と強く締め付けている。己の痴態に欲情しているのかと聞けば、答える代わりに中が締まって応えた。
こうしてカナを朝まで犯し、朝が来てもなお犯し続けた。

既に窓の外は明るく、互いの呼吸からこの凌辱にも終わりが近づいているのがわかる。「……もっとぉ」安堵の意識から紡がれた言葉に、カナは我に返った。凌辱されているのにもっと、とはどういうことだ。こうなることを望んでいた? 戸惑うカナを容赦なく肉棒が貫き、思考を停止させる。「あっ、ゃあっ」望み通り絶え間なく与えられる快楽に、カナは何を考えていたのか忘れ、濁流のように押し寄せるそれを受け入れ続けた。
それがこの日々の始まりだった。

手を重ねるとどちらともなく唇が重なり合うが、深い繋がりを求めて先に舌を絡ませたのはカナだった。これまでの行為で覚えた作法を披露するとばかりに、柔らかな舌を巧みに動かし、わざと卑猥な音を出す。そうして長く交わった唇が糸を引いて離れると、カナはいじらしく瞳を伏せた。それが新たな劣情を誘っていることに気付きもしていないので、押し倒して乱暴に犯す。「ぁっ♡、んん」少女のように恥じらい、娼婦のように悦ぶ。稀有な二面性をどう開発していこうか考えながら、何度も腰を打ち付けた。
「っは、あぁ……きもちいい……」うわ言のように漏れた声には悦びが滲み、カナが快楽に溺れはじめていることを伝えていた。
そこから調教の日々は過熱していく。

外から賑やかな喧騒が聞こえる部屋、人気のない路地裏、打ち捨てられた建物の影、町はずれの死角……昼夜も場所も問わず、暇を見つけてはカナを犯す。「んっ……ふ、ぁ、ぁぁ、っぅ、あぅっ」声量の調節や着衣での行為が上達すればするほど、カナの日常は肉棒で支配されてゆく。「ここなら、誰も……来ないからっ……ん、あぁっ♡」先ほどまで平然と歩いていたのに、今は熱を帯びた体を早く犯してほしいとせがみながら、服をたくしあげて秘部を晒している。肥大する肉欲に抗え切れずカナから求め出すのに、そう時間はかからなかった。

口腔内には唾液と白濁液が混じり、これ以上ないほど張った胸の先端はじくじくと甘い痛みを伴いながら上を向いて尖っている。体の最奥には先ほどから怒張した肉棒が何度も子宮を突き、その度に背筋を快感が走る。「あっ♡はぁ♡ぁあぁあぁぁ♡」少し前までこんなことは知らなかったし、自分がこんな風になることも知らなかった。戸惑いもあったが、最近はそんな自分を受け入れ始めてもいる。どうしようもなく牝としての本能が自身を支配し始めていることを認めざるを得なかった。
「あっ、イく……っ♡もっとぉ、おか、してぇ……♡♡♡」それは紛れもなく、カナの本心から零れた言葉だった。
カナの身も心も堕ちたという確信は、快楽に蕩けた声と昂りを締め上げる肢体が物語っていた。

「ね、犯して…」そう言ってカナがすがりついた。「もっと欲しい……」着たままで行為に及べる下着から覗く孔は物欲し気にひくつきながら情事の名残を垂れ流し、そこに自ら指を挿れ腰を揺らして肉棒をねだる。今日何度目かわからぬカナからのお願いだった。前戯も抜きに一突きしてやるとすっかり形を覚え込んだ蜜壺がまとわりついて締め上げる。「あっ、ぁっあああ♡」全身で快楽を享受するカナに何度も腰を打ち付け、望むままに嬲る。カナは悦びの声を上げ、よがり続けた。
「悦かった……♡」湯に浸かり、カナは肉棒を咥え込んだままの下腹を愛おしそうに撫でる。「でも、もっとぉ……あっ♡」悦いところに当たるよう腰を動かすと、肉棒もまた的確に応えるので、カナは簡単に達する。「あはっ♡、あっ、きも、ちぃ……っ♡」両胸を揉まれながら乳首を指で擦られると、感じた子宮が収縮を繰り返す。すっかり肉の歓びを覚えた体は快楽に従順だ。それでももっと淫らに堕としてほしい、恍惚の表情でカナは体を委ねた。

朝。ベッドの上で組み敷かれたカナが頬を染め、潤んだ瞳で切なそうに呟く。
「またイっちゃう……」
どれだけ体と心を快楽に堕としても失われぬ初々しさに思わず口付けを落とし、舌を絡める。
さあ今日も、カナと愛しく淫らな時間を過ごそう。


2021/11/16

きみを僕だけのものに堕とす。【2022/09/04】遊んでくれてありがとう。色々増やしたり直したりしました。
@midoridama1
翠珠@midoridama1

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