淫蕩の日々

占卜结果 誰かのものになるくらいなら自分だけのものにしたい。共に時間を重ねる関係なら他にもいくらだってあったはずなのに、どうしてそれを選んだと問われても、明確な答えはなかった。

昏い衝動は日に日に双葉空を汚したい欲望へと変わる。そうしてその日、賽は投げられたのだ。
部屋の扉をしめるなり双葉空の体を抱きしめた。柔らかい肌を嬲る手の動きで、異変を感じた双葉空は抵抗するが、強引にその体を堪能する。「はっ……あっ……」乳房と尻を中心に、全身を愛撫していけば吐息が乱れだし、抵抗も弱まっていく。試しに口づけを落とせばあっさり受け入れられた。糸を引きながら唇を追う目線は、こちらを非難するどころかまんざらでもなさそうだ。「んっ……ふぅっ」再び乳房と尻を揉みしだくと、双葉空の呼吸は確かな熱を持って激しく乱れた。
解き放たれた欲望と衝動のままに、双葉空を犯そう。隆起する肉棒を前に、双葉空が息を呑むのがわかったが、止められる段階はとっくに過ぎていた。なにより、煽ったのは双葉空なのだ。

「こ、れっ……やっ、ぁ」蜜壺と後孔に深く挿さった疑似肉棒が絶え間なく蠢き、双葉空を犯し続けている。「ん、ふっ……っ」快楽に喘ぐ双葉空の口を肉棒で犯して塞ぐと、容赦なく奥で白濁を吐き出す。「んっ、ごほっ……ふっ……」口から、呑み込み切れなかった一部が零れ、胸元を汚す様は美しい。涙目で呼吸を整えている双葉空を押し倒し、両脚を開いてやれば、淫らな音をたてながら溢れた蜜が、敷き布まで伝っている。「っはぁ、あっ、ふ」頃合いかと疑似肉棒を引き抜けば、見事に濡れたそこは、ぱっくりと開いて肉棒の訪れを待っている。双葉空が上下の口で快楽の音を紡ぎ出すのはすぐだった。
こうして双葉空を朝まで犯し、朝が来てもなお犯し続けた。

「も……や、らっ……、あぁ、ん……」いつまで犯され続ければいいのか。一向に双葉空の蜜壺は肉棒から解放されることはなかった。もはや何度突かれ、何度精を受け止めたか覚えていない。「ぁあんっ! ぁっ、ひぁ……ゃ、ら、ぁ……っ」疲れ切っているはずなのに、一突きされれば、乳首が尖り、子宮は収縮を止めず、甘い声が出る。言葉とは裏腹に体は求めて止まなくなっていた。「……ぃ、や」嫌なのは凌辱ではなく、これ以上の快楽だ。いつの間にか論旨がすり替わっていることにも気付かず、双葉空はただ与えられる快楽に喘ぎ続けた。
それがこの日々の始まりだった。

雑踏を歩きながら、双葉空が抱き着いた腕に力をこめ、声を出すのを耐えていた。「……っ」双葉空の外套のポケットに手を入れ、歩くタイミングに合わせて自然に指を動かし、内袋越しに秘部への刺激を与えていたのだが、薄布越しでも濡れているのは十分にわかっていた。そして、それで満足できる体ではなくなっていることも。「……はっ♡」限界に達したと判断し、双葉空を人気のない場所へ誘う。「ここ、で……?」言葉でこそ抵抗を示すが、快楽が勝っていることは体が表している。「あっ、んん……!」野外の行為で教えることはまだまだ多い。
「っは、あぁ……こんなの、しらなかった……」うわ言のように漏れた声には悦びが滲み、かつてのような拒絶の色はどこにもない。双葉空が快楽に溺れはじめているのは明白だった。
そこから調教の日々は過熱していく。

「んっ……、っ」往来の中へ双葉空を連れ出すが、どうにも浮かない表情をしている。それも当然と言うべきか、外套の下には何も身に着けさせていない。「あっ、……ん」人を避ける体で腰を引き寄せ、自然な振る舞いで密着させる。布越しの刺激でも、調教で全身の感度が昂ぶっている双葉空にとっては十分な刺激らしい。必死に声を堪えていたが、羞恥心も相まってそれすらも限界と路地裏へ引き込まれるのはすぐだった。「はっ…も、っ……」前を開けさせれば上気した肢体が表れ、溢れた蜜がだらだらと太ももを伝う。「だい、て…」その言葉を合図にまるで獣のように貪りあった。

気付けば行為のことを考えている。あれだけ犯されているのに、まだ足りない。もっと欲しいとすら思う己がいる。いつからこんな浅ましい女になってしまったのだろう。ううん、こんなことを考える時間があるなら肉棒に貫かれるため行動しなければいけない。欲望に素直になった結果がそれなら仕方ない。だって快楽に身を委ね、喘いでいる瞬間はあんなにも気持ち良いのだから。「……起きてる?」この扉が開いたら、ぐじゅぐじゅに濡れたはしたない秘所を犯してもらえる。今はもうそのことしか考えられず、返事を待たずに扉を開けた。
「おく、あつい……っ♡もっとぉ、おか、してぇ……♡♡♡」それは紛れもなく、双葉空の本心から零れた言葉だった。
双葉空の身も心も堕ちたという確信は、快楽に蕩けた声、昂りを締め上げる肢体、その現状に陶酔しきっている瞳が物語っていた。

「ぁふっ、そこもっと……っぁっ♡そう、そこっ♡♡♡」路地裏で双葉空が淫らな声をあげながら腰を振る。人気がないとはいえ、誰かがこない保証もない。それでも構わず双葉空は肉棒を貪っていた。「あふっ♡イくっ、イっちゃ……♡」発情しきった体は常に快楽を欲し、誰かに見られることより犯されることを望んだのは双葉空だ。「ぁっ♡イイ、ん……っ♡♡♡」いつでもどこでも熱烈な歓迎とばかりに中はよく締まり、肉の悦びを覚えきった体は、犯されることに打ち震え、むしろこの逸脱した状況をより悦んでいるフシすらある。その日何度目かの行為も終わりが近づくと、双葉空は肉の快楽を噛み締めながら果てた。
「すきぃ♡んっ、ふぅ、すきなのぉ♡……ちゅ♡」激しい口づけを交わしながら、双葉空はうわ言のように好きと繰り返す。いつからだろう、ねっとりと嬲る舌も、悦いところを突き上げる肉棒も、全身を触れる全てが愛おしくなったのは。「あなたでみたされて、しあわせ……♡」返事の代わりに双葉空はさらに激しく犯される。「あっ♡はっ、ぁあん♡」堕ちきった体に、淫らで溶けるような快楽は麻薬のように染み込む。「すきっ♡だいすき♡」快楽に心も体も委ねると、後は嬌声だけが部屋に響いた。

朝。ベッドの上で組み敷かれた双葉空が頬を染め、潤んだ瞳で切なそうに呟く。
「おかしくなっちゃう……」
どれだけ体と心を快楽に堕としても失われぬ初々しさに思わず口付けを落とし、舌を絡める。自分だけを求め、支配されることを望んだ可愛い宝物。
さあ今日も、双葉空と愛しく淫らな時間を過ごそう。


2022/08/12

きみを僕だけのものに堕とす。【2022/09/04】遊んでくれてありがとう。色々増やしたり直したりしました。
@midoridama1
翠珠@midoridama1

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