1 お砂糖とスパイスと 素敵な何か
窓からふわりと現れたお姉さんは私にこう言いました。 「ねえ知ってる?」 「女の子は、」 「お砂糖とスパイスと「素敵な何か」で出来ているんですって」 ───私は、あの日出会った"素敵な何か"を忘れている。 ───────── ✧ ✦ ✧ ───────── とっても"素敵な何か"に出会いキラキラとした毎日を送っていたものの、ある日突然"素敵な何か"を忘れてしまった少女達が、不思議なお姉さんと共に「素敵な何か」を思い出す旅に出かけるお話 ………………… 貴方の忘れたその「何か」は 本当に「素敵」?