星宮月子

［Hapqy　EンD］
扉を開けて奥へ進むと、暗い洞窟を抜け、明るく広い場所に出た。青々と草花が生い茂っていて、その中に目当ての薬草を見つけた。

持って来ていた袋にそれを詰め込めるだけ詰め込んでいく。使う分だけ家に置いておき、残りを売れば家計の足しになるだろう。

袋いっぱいの薬草を持ち帰ると、父は泣いて喜んでくれた。無事で良かったと抱きしめ、お使いを立派に果たしたと頭を撫でてくれた。

薬草のおかげで元気が戻った父は、たくさん美味しい料理を作ってくれた。そのせいで体重が増えてしまったくらいだ。幸せ太りとはこういうことなのかと笑い合い、毎日を楽しく過ごしている。

まるで夢のような毎日だと、隣を歩く父の顔を見上げて笑った。


あれ？お父さんって、こんな顔、だった、かな……

跡部は優秀なマネージャー
忍足は信頼できるマネージャー
亮は妹
滋郎はかっちょＥ～
向日はもっと飛んでミソ
鳳は姉
若は頼りになる

月子は柳蓮二に「兄にしたい」「犯したい」だと思われています。野外で告白すると印象が変わるでしょう。(((

［人形になった聖女END］
宝石箱は開けずにおこう。
何が入っているかも分からないのだし、触らないほうがいいだろう。

そう思い椅子に腰かけた瞬間、世界から音が消えた。上階で蠢く穢れの足音も風が窓を叩く音も、自分の呼吸の音さえも聞こえない。体は全く動かず声も出ない。辛うじて瞼だけがパチリパチリと上下する。
椅子に呪いが掛けられていたのだろうと思い至るももう遅く、視界の端から払ったはずの穢れが近づいてきて、唇の隙間や耳の穴に穢れが流れ込んでくる。

さらにどこからか現れた魔物たちに胸や陰部を好きに犯され、初めての快感に恐怖が湧き上がってくる。しかし声も出せず体が動かせない今、その快感を逃す術は何もなく、正常な思考がどんどん溶かされ消えていく。股の間がぐっしょりと冷たいのは何故だろう。それすらもう、分からない。

――魔物たちの性処理人形になってしまった元聖女の濁った瞳からは、絶えず涙が流れ続けているらしい。